なんだかんだサンダース

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国際強化試合URU戦レビューと篠山竜青のプレイ

7/29・7/30青山学院記念館にて開かれたバスケットボール男子日本代表国際強化試合-対ウルグアイ代表戦に出場した#7篠山竜青のプレイを中心に、同試合をスポナビライブで観た感想を書きます。(画像はJBAウェブサイトより引用)

HC交代に伴う大きな変化

まず、この試合より暫定のルカ・パヴィチェヴィッチに代わり、フリオ・ラマスが正式にHCとして指揮を取りました。これに伴う大きな変化はメンバー構成。竹内譲次(A東京)と永吉佑也(川崎→京都)がメンバーから外れ、#25古川孝敏(栃木→琉球)と#7篠山が選ばれました。これによってインサイドは#10竹内公輔(栃木)と#8太田敦也(三遠)の2人で切り盛りするみたいです。個人的には、身体的ストレスの高いインサイドプレイヤーは怪我等不測の事態に備えて3人体制が理想だと思うのですが、それを2人減らした代わりにPGとSG(シューター)を増やしたことで、バックコートは相当充実したラインナップとなりました。このメンバー構成変更に伴う具体的なプレイの違いは、ルカが2on2のピック&ロールに拘るOF/ヘルプするかしないかの線引きを綿密に決めたDFであるのに対し、パス回しで崩した隙を突くOF/とにかく全員で守るDFであるとのことです。ならばパスを捌けるGを増やすのもわかりますが、果たして成功するのか?そしてメンバーに選出された#7篠山は勝利に貢献できるのか?そういった点に注目して第1戦および第2戦を観戦しました。

7/29 第1戦 : ●JPN 69-79 URU○

ボックススコア

結果から言うと、開始3分で一気につけられた約10点の差を取り返せずに負けてしまいました。前述のパス回しで崩す方法を試してはいましたが、TO総数が15個と若干多めの数値…。戦術が効いていないと言うよりか、戦術を自分たちのものにし切れていないと感じさせるパスミスが多い印象でした。そんな中で#7篠山の個人スタッツは出場20分で4PT/2REB/4AST/3STLと、攻守に渡ってまずまずの数値を残しましたが、FTが2/5は少し残念。下記のような彼らしくいいドライブインが1本決まったくらいで、CSの得点力は鳴りを潜めたままでした。

7/30 第2戦 : ○JPN 72-57 URU●

ボックススコア

昨日とは打って変わって大差をつけての勝利。パス回しは確かに良くなっていましたが、とにかくノーマークのシュートを高い確率で決めていたことが印象的でした。1番光っていたのは中/外どちらからでもシュートを決めていた#6比江島慎(16PT)ですが、#7篠山も明らかに昨日より貢献度の高い成績(3PT×2を含む10得点でシュート成功率100%)を収めていました。特に2Qで見せた下記のプレイ、ドライブインに上手く合わせた#24田中大貴へのナイスパスは、後半勢いをつけるきっかけになったと言っても過言でなはいと思います。直後DFへの切り替えの早さ/激しさも流石です。

まとめ

1勝1敗のトントンでしたが、2試合目に課題を改善して終われて良かったと思います。#7篠山個人についても、#2富樫勇樹と出場時間をシェアして充分結果を残しましたし、2試合に渡って個人TOがゼロという結果も素晴らしいと思いますので、今後も出場機会を得られるのではないでしょうか。7/30の試合後にインタビュアーの辻大地(#14辻直人の兄)とのやりとりや、同日に誕生日を迎えた#2富樫へのバースデイソング披露(笑)等は流石手慣れたもので、会場の雰囲気をより良いものに演出していました。一方、下記のエントリで語っているように、勝って兜の緒を締めようという心持ちではあるようです。

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次はいよいよアジアカップ2017予選、地区内1位のオーストラリアと何処まで渡り合えるか楽しみにして待ちたいと思います。