なんだかんだサンダース

Bリーグに所属する川崎ブレイブサンダースを応援するブログです。

2016-17シーズン振り返り

これが最初のエントリなので、簡単に自己紹介をさせて頂きます。このブログは、Bリーグ所属の川崎ブレイブサンダースを応援する筆者が、同チームにかかわることを中心にあれやこれやと書き連ねるものでございます。こんなことをやろうと思いついたものの、現在はストーブリーグ真っ只中なので、まずは2016-17シーズンの川崎を振り返ってみようと思います。(画像は川崎ブレイブサンダースウェブサイトより引用)

アウェイ2連敗で不穏な開幕

LEDコートで相当なインパクトを与えた代々木第一体育館におけるA東京-琉球戦の興奮冷めやらぬ中、豊橋市総合体育館に出向いての対三遠戦はコロッと2連敗。連勝した三遠は#73田渡修人が高確率の3ptを決めてシューターとしての存在感充分だったのに対し、川崎のシューター#14辻直人は欠場。#22ニック・ファジーカス、新加入の#12ライアン・スパングラーらフロントコート勢の奮起が明るい兆しを見せるのみの黒星発進で川崎のシーズンは幕を開けました。

以降15連勝を含む25勝2敗で年内1位独走

しかしその後の川崎の勢いたるや、10月末の三遠との再戦における1敗を挟んで前半8連勝、後半は怒涛の15連勝!クリスマスイブのA東京戦で1敗を喫したものの12/30・31の千葉戦は2連勝と強豪相手の4連戦を勝ち越し、リーグ内唯一の勝率8割オーバーで年内を締め括りました。その原動力となったのは、1試合平均得点ランキング首位(27.*pt)に君臨し続けた#22ファジーカスであることは言うまでもありませんが、#12スパングラーや#0藤井祐眞らのエナジー漲るプレイも、数字以上の効果をもたらす忘れられないものでした。

天皇杯準優勝、主力離脱にもめげず1位堅守

年明け早々の天皇杯はSR渋谷、A東京を倒して決勝まで駒を進めるも、優勝候補の一角である栃木を準々決勝で倒した千葉に勢いそのまま優勝を持っていかれました。これ以降、#14辻が腰痛により、更に1月末の名古屋D戦においても#22スパングラーが左膝関節骨挫傷により戦線離脱。主力2名を欠いて苦戦を強いられるかと思いきや、怪我の功名で成長をみせた#11野本健吾、#43永吉佑也らベンチメンバーの踏ん張りで交流戦後半もほぼ好調を維持し、年明けからリーグ戦終了まで24勝7敗の成績を修めた結果、レギュラーシーズン通じて49勝11敗(勝率.817)で全体単独1位を堅守しました。

主力復帰+αでQF&SF突破

第1シードで臨んだCSは、QFの対SR渋谷にて2連勝、およびSFの対A東京は第3試合という名のOTを制し、ファイナル出場権を獲得。SR渋谷は#6ロバート・サクレ、A東京は#2ディアンテ・ギャレット、#23ジェフ・エアーズというNBA級の選手を擁する強豪に打ち勝てたのは、離脱していた主力の復帰が間に合ったことも去ることながら、#7篠山竜青がネクストレベルの活躍(QF&SFにおける1試合平均21pt、3pt成功率71%)をみせたことも大きな要因のひとつであり、来る頂上決戦の勝利を色濃く予感させるものでした。

圧倒的なブースターの差、善戦するもファイナル惜敗

やがて訪れたSFより1週間後の5/27ファイナル栃木戦、代々木競技場第一体育館の客席は、7割が黄色を身に纏うブースターで埋め尽くされました。ホーム来場客数の前年比リーグ1位(244%増)を記録した川崎ですが、前年数が極端に少なかったことによるもので、何年も集客活動を積み重ねてきた栃木に対抗するには付け焼き刃程度の数値でしかなかったか、視覚的にわかりやすく圧倒的なブースターの差を見せつけられました。試合については何度もリードが入れ替わる大接戦で、川崎ブースターとしては無勢な分、黄色の軍勢に一泡吹かせてやれと一層応援の力が入りましたが、結果としては善戦虚しく敗北。4Q終盤の大事な局面でTOを犯してしまった川崎に対し、最期まで容赦なく精度の高いプレイを維持し続けた栃木が頭ひとつ飛び抜け、トロフィーを手にしたのでした。

総括、そして来季へ

上述のとおりの結果となって悔しい傍ら、これでいいのだと思った一面もあります。Bリーグとして心身入れ替え再出発を切った日本のバスケ、王座につかせるなら田臥こそ相応しいのでは、と。国内バスケが今までにない盛り上がりを見せているとは言っても、まだまだメディアの露出が少ない中、初代王者決定のニュースをきっかけにBリーグの存在を世に知らしめたいなら、知名度の高い選手の名が添えられてた方がより効果的ではないか、と。既に定着している野球やサッカーの競技そのものについてはよくわからなくても、イチローやカズがすごいのはわかるわけですし、まずは国内バスケシーンにおいて今現在一番名前が売れている選手が名実共にトップへ立つことがリーグにとって大事なことではないか、と思った故に、この度の結果である意味丸く収まったのではないかと感じている次第なのでした。それはそれとして、川崎のことを考えれば勿論、即リベンジを果たして欲しいわけですが、前季はリーグ戦において計り知れない強さを見せた一方、天皇杯およびCSという短期決戦を2度落としてしまったわけですから、来季は1試合単位での粘り強さみたいなもの、スタッツとしては最終QのTOやリバウンドでいい数値を残せているかがポイントとなるでしょう。などと偉そうなこと言っておりますけど、気になるのはプレイよりもメインスポンサーの動向の方が余程…(苦笑)開幕前の心配事は尽きませんが、なにはともあれ来季も引き続き川崎ブレイブサンダースを精一杯応援する所存です。